オールシーズンタイヤの疑問を徹底解説&タイヤ市場スタッフが厳選!コスパ抜群のオールシーズンタイヤをご紹介
2024.11.25
鈴木俊浩<店舗統括マネージャー>
加藤宏紀<商品企画部>

日本の四季時々の路面状況の変化に柔軟に対応できる点から近年、人気が高まっています。
しかしながらまだまだ情報が少なく、オールシーズンタイヤって実際どうなの?という声も多く寄せられています。そこで今回は、オールシーズンタイヤの特徴やサマータイヤ、スタッドレスタイヤとの違いについて詳しく解説していきます。
また、後半にはタイヤ市場スタッフが厳選した高性能&低価格なコスパ抜群のオールシーズンタイヤをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
オールシーズンタイヤとは

オールシーズン=通年、年中の意味の通り、季節を通して使えるタイヤです。
夏場の温度が高い路面、梅雨時期などのウェット路面、冬時期の温度が低い路面や雪上、氷上路面などあらゆるコンディションに対応できる性能を有している大変万能なタイヤです。
下図はサマータイヤ、スタッドレスタイヤとの比較になります。
DATA
一般的なサマータイヤ、スタッドレスタイヤと
当店取扱オールシーズンタイヤの
性能比較イメージ
路面状態 |
サマー |
オールシーズン |
スタッドレス |
|
---|---|---|---|---|
通常路面 | ドライ路面 | ◎ | ○~◎ | △ |
ウェット路面 | ◎ | ○~◎ | △ | |
積雪路面 | シャーベット | × | ◎ | ◎ |
圧雪路 | × | ○ | ◎ | |
凍結路※1 | × | ○ | ◎ | |
高速道路 チェーン規制※2 |
チェーン装着 | 通行可 | 通行可 | |
高速道路 冬用タイヤ規制※2 |
通行不可 | 通行可 | 通行可 | |
チェーン装着車 以外通行禁止※3 |
チェーン装着 | チェーン装着 | チェーン装着 |
- ※1 :凍結路面でも走行可能ですが、スタッドレスタイヤよりも限界性能が低いため運転には十分にご注意ください。
- ※2 :急加速・急なハンドル操作・オーバースピードはスリップの原因となります。十分にご注意ください。
- ※3 :スタッドレスタイヤを含む、全ての種類のタイヤにチェーン装着が必要となります。
(一部地域における豪雪時)全車チェーン規制に備えチェーンを携行ください。

オールシーズンタイヤの最大の特徴は、サマータイヤとスタッドレスタイヤの特徴を良いとこ取りして、バランス良く組み合わせた設計です。
この設計があらゆるコンディションでの走行を可能にしています。
オールシーズンタイヤのメリット
万一の雪に備えができる

普段からオールシーズンタイヤを履いていれば突然の降雪でも安心して走行できます。
また、雪の予報が出るとスタッドレスタイヤへの交換のお客様で、カー用品店やタイヤ専門店は非常に混雑します。そのため、タイヤ交換が間に合わないことも十分に考えられますが、オールシーズンタイヤを履いていれば慌てるは必要ありません。
4年間で約17万円の節約
タイヤ代やホイール代が2セット(サマーとスタッドレス)から1セットになるため費用が抑えられます。また、お店で交換してもらう場合は交換代の節約にもなり、非常に経済的です。
参考までに、下の表は某メーカーの高性能タイヤを選んで4年間使用した場合の費用のシミュレーションになります。オールシーズンタイヤを使用することでサマータイヤとスタッドレスタイヤの併用と比較して約17万円も費用が抑えられます。
サマータイヤとスタッドレスタイヤを4年間併用した場合
購入商品 | 購入回数 | 購入総額 |
---|---|---|
サマータイヤ4本ブリヂストン REGNO GR-VII 4本交換 | 1回 | ¥102,520 |
スタッドレスタイヤ4本コンチネンタル NorthContact NC6 | 1回 | ¥101,420 |
ホイール4本 | 1回 | ¥35,200 |
ナット20個 | 1回 | ¥3,300 |
タイヤ交換作業 | 8回 | ¥35,200 |
総額 | ¥277,640 |
オールシーズンタイヤを4年間使用した場合
購入商品 | 購入回数 | 購入総額 |
---|---|---|
オールシーズンタイヤ4本MICHELIN CROSSCLIMATE 2 | 1回 | ¥95,920 |
メンテナンス | 4回 | ¥8,800 |
総額 | ¥104,720 |
※タイヤサイズ 205/60R16
保管の手間がかからない
サマータイヤとスタッドレスタイヤの併用では、使用していないタイヤの保管場所が必要になりますが、オールシーズンタイヤは年中通じて使用できるためタイヤの保管は不要になります。
オールシーズンタイヤのデメリット
サマータイヤ、スタッドレスタイヤはシーズン特性に合わせて開発された専用タイヤです。オールシーズンタイヤはその中間に位置するタイヤなので、一般的には性能面でやや劣るイメージを持たれている方もいると思います。
しかし、一口にオールシーズンタイヤと言っても商品によってさまざまな特徴があり、必ずしも劣るというわけではありません。
そのため、オールシーズンタイヤを検討される場合は、一度タイヤ専門店にご相談されることをおすすめします。
雪上性能テストの様子
- 1:39
- ブレーキングテスト
- 2:33
- コーナリングテスト
- 3:36
- 登坂路発進テスト
- 4:11
- 試乗体験アンケート結果
スタッドレスとオールシーズンの違い
スタッドレスタイヤは雪道や凍結路面で使用することに特化した冬用のタイヤです。
温度の低い路面でも柔軟性を保つ特殊なゴムと深いトレッドパターンが高い雪上性能と氷上性能を発揮します。
オールシーズンタイヤも雪道や凍結路面で走行可能ですが、温度の高い路面にも対応できるゴムを使用しているため、特にスタッドレスタイヤとは多少性能差がありますが、スキー場へのお出かけや急な降雪など様々なシーンで活躍してくれるはずです。
氷上ブレーキテスト
時速40km/hから完全停止までの距離の比較
長野県女神湖で実施した当社独自の氷上タイヤテストの結果です。オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤをGPS計測器を使って性能テストしました。
テスト結果の詳細は動画内でもご覧いただけます。
- ※結果はテストコース内でのテスト値であり、実際の路面状況や運転方法により結果は変動します。
サマーとオールシーズンの違い

サマータイヤはドライ路面やウェット路面で使用することに特化したタイヤです。
硬めのゴムがグリップ力や静粛性、低燃費性を発揮します。
オールシーズンタイヤは、雪道や凍結路面の走行も想定された設計のため、ドライ路面やウェット路面での性能が劣るのではないか、という疑問があります。
しかし、近年オールシーズンタイヤのレベルが格段に上がっており、サマータイヤと性能も価格も同等の商品が登場しています。そのため、「価格が同じであれば万一に備えて、サマータイヤからオールシーズンタイヤに変えたい」というお客様も増えてきています。
コスパ抜群のオールシーズンタイヤをご紹介
タイヤ市場スタッフが厳選した高性能&低価格なコスパ抜群のオールシーズンタイヤは【LANDSAIL 4SEASONS】シリーズです。
もしかするとLANDSAILというブランドを初めて聞いた方も多いかもしれません。しかし、品質、性能、価格において非常にレベルが高く自信をもっておすすめするタイヤブランドです。
LANDSAILとは

世界でも数社しかないと言われる、大型航空機用タイヤを製造する非常に製造技術の高いタイヤメーカーです。
世界最大の航空機メーカーであるボーイング社の技術承認を取得しており、その高い技術を活かして、自動車用タイヤにおいても、世界トップクラスのハイレベルな製造を行っています。
LANDSAILの特徴
主に欧州を主戦場にタイヤの開発を行っており、性能を非常に重視した製造を行っています。
世界で最も厳しいといわれる欧州の性能基準を満たす走行性能や安全性、耐久性などを備えており、欧州で実施された性能テストでは、超一流メーカーのプレミアムタイヤと比べても互角以上の評価を数多く得ています。しかもリーズナブルな価格を実現しているため近年、世界中で高く評価されています。
LANDSAIL 4SEASONSシリーズの魅力
- 魅力1品質
- タイヤ市場ではタイヤを分解して内部構造を調査していますが、構造的にとてもコストのかかる贅沢な作りで、愚直に性能を突き詰めていることが見て取れます。
- 魅力2性能
-
サマータイヤとしては燃費やウェット性能で日本の低燃費タイヤの基準をクリアするレベルです。
また冬用タイヤとしても、スタッドレスタイヤに引けを取らない雪上性能・氷上性能を社内試験にて確認しています。 - 魅力3価格
- お手頃クラスのサマータイヤと同じ価格帯でご購入いただけます。

LANDSAIL 4SEASONSシリーズは国産スタッドレスタイヤと遜色ない性能評価を収めました。
こんなお客様におすすめ
低価格でありながら、安全性や耐久性、走行性能なども妥協しないしっかりとしたタイヤをお探しでしたら必ずご満足いただけます。
有名ブランドではありませんが品質、性能は一級品といっても差し支えないと思います。
オールシーズンタイヤに迷ったら【LANDSAIL 4SEASONS】シリーズを検討してみてください。